日本最後の「籠染め」

どきどき体験隊です。

これが通称:籠(真鍮の筒)と言われるもの。
日本最後の「籠染め」
1千近くあり、貴重な財産です。

これが籠を使い防染糊を付ける機械。
日本最後の「籠染め」

浴衣地の両面に伝統的な「籠付浸染(かごつけしんせん):通称(籠染め)」と言われる手法で染色する
国内最後の紺屋さん、埼玉県越谷市の中野形染(なかのけいせん)さんの工房を尋ねました。

おりしも越谷市観光協会の体験講座が開催されており、その中に入れていただきました。

浴衣の歴史は湯帷子(ゆかたびら)を省略した言葉であることはご存知だと思います。
近年はファッション誌の影響もあり、再び御洒落着としても復活中です。
まさに夏の風物詩でしょうね。

但し残念な事に、プリント技術の向上で比較的安価に量産が可能となり、「籠染め浴衣」などの比較的
高級な商品は以前ほど売れなくなっているのが現状です。

中野さんの工房でも籠染め浴衣の生産は休業中ですが、この伝統工芸技術を広く伝承すべく、型染め、
絞り染めの体験講座を開催し、多くの方々に興味を持たれ始めています。

染料を用いて布に色素を定着させる染色の歴史は原始時代に遡ります。
その方法は糸の段階で染める先染め(糸染め)と後染め(布染め)に大きく分かれます。

藍染はその後染め手法を使い、浴衣、手拭いに生かされてきました。
江戸前の本手拭などはその風合いが持つ喜びさえ与えてくれます。

特に藍は綿製品との相性が良く、近世以降庶民の常用衣料として発展してきました。

今回の体験講座は
<<型染め>>
1.型付け
糊(防染糊)を型を布にあてがい塗布する。
日本最後の「籠染め」
2.乾燥
糊の乾燥
3.染め着け
藍液に漬けて染める
同時に絞る
4.乾燥
藍の乾燥
5.洗い
糊を取り除く
6.酸とおし
藍のアルカリ性質とのちゅうわ
7.洗い
8.色止め(いろどめ)
9.洗い
10.絞り
11.仕上げ乾燥

<<絞り染め>>
1.絞り模様前作業
2.染め着け
日本最後の「籠染め」
3.定着(酸化を待つ)
4.洗い
5.酸とおし
6.洗い
日本最後の「籠染め」
7.色止め(いろどめ)
8.洗い
9.絞り
10.仕上げ乾燥

私の作品です。
偶然の産物と言われました。
題して:怪奇日食
日本最後の「籠染め」
題して:妄想竹
日本最後の「籠染め」

型染め作品:小梅ちゃん
日本最後の「籠染め」

今回は体験取材のビデオ撮りを兼ねています。
司会も兼任です。

ただいま編集中です、近々ユーチューブでお目にかかります。


タグ :籠染め


Posted by 輝 at 12:32│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。