自分の中での計算機(4)

本格的に計算機の業界で生きてゆきたい。

そんな自分の背中を更に押してくれた一台。

ビジコン2017。
これは電卓博物館掲載の写真をお借りしました。(すみません)
自分の中での計算機(4)
記憶が正しければ20桁17メモリーだったと思います。

写真左手にブラウン管が見えます。

メモリー(レジスター)の内容が一目で判り、教育用としても素晴らしい機械でした。

更に右手にはIBMのPort-Aカードを読み込むリーダーがあります。
このカードをつなぎ合わせれば理論的には無限個のプログラム(オーダー)が組める訳です。

先日倉庫を整理していて見つけました。
これがIBM社Port-A-PunchのBoard&Stylusの用具です。
当時はこれ持ってるとすげえなあでした。
自分の中での計算機(4)

まだまだ駆け出しセールスエンジニア(この名前が憧れでした)です。

他社(カシオ(AL-1000)、オリベッティー(P-100)などなど)のセールスマンはカルダンスーツでびしっと決めてます。

こちらは菜っ葉服みたいな作業服です。

勝負がプログラムコンテストに持ち込めればしめた物なのですが、世の中甘くありません。

この時代にいろんな事が学べたんですね。

価格だけの勝負ではない、最たる物が、現場の利用者の方々の応援でした。

他社に決まりかけた商談が、ひっくり返り、この若造がゲットしたんです。

後で聞いたら、現場の方(薬品の検査部門の女性)があの会社の人が熱心だし、
使いやすいプログラムを組んでいるので、一押しだと購買担当に進言してくれたんだそうです。

当然、家に帰り、泣きました。

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Posted by 輝 at 17:25│Comments(1)
この記事へのコメント
テルサマ。コンバンワ!お若いときの奮闘ぶりが目に浮かびます。でも扱う商品が違っても今もその奮闘ぶりと必ず勝ち取る姿勢はカワッテナ~イ!若いときもそうだったんだ!エネルギーはどこから?
Posted by ふうう at 2009年01月17日 18:35
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