番頭、徳どん(2)
当時は基本、住み込みですね。
起きたらスグに、布団たたんで部屋掃除。
朝、業平の寮から吾妻橋のお店に出勤。
出かけた後で、社長のお母さんが部屋の掃除点検。
隅からから隅まで、点検だそうです。
これも修行ですよね。
奉公にあがっているんですから。
店番も仕事の一つ。
表の通りにクギが落ちているのを、見つけたらスグ
拾い、げんのうで伸ばします。
最初はまったく気づかず、女将さんに叱られました。
徳どん、この古くギは拾って、釘樽に入れときなさい。
一本だって、お金になるんだよ。
身代残す人は違いますね。
今の世の中では、偽装で訴えられます。
丁稚から注)
人様からお聞きした話ですが、今では繁盛の呉服屋さん。
そこの女将さん、奉公人には醤油を薄めて出したそうです。
濃い味付けだと、ご飯をたくさん食べるからだそうです。
厳しい現実。
注はここまで。
浅草のお店は、休みの日は不定期。
店が暇な日(雨の日)が休みをいただけますが、交代です。
お小遣いいただいて、対外は六区でちゃんばら映画。
だけど映画の結末まで見たことは皆無に近い。
暗くなる前に帰らないと、当時の浅草は田舎者には危険が多すぎるでした。
丁稚から注)
雨の日休みは、店番だけ。
雨の日は大工さんなどは休みが多いので、外交担当は、チャンスなんです。
お客さんが家にいますからね。
Posted by 輝 at 06:36│Comments(4)
この記事へのコメント
お早うございます。修行中のお話は、凄いものですね。少し見習わなきゃと思いました!
Posted by jeansフルヤ at 2008年06月19日 08:09
うーーーん
うちのひー爺さんから聞いた話とよく似ています
1ヶ月回 休みのときに 活劇に行って
いつもすりにお金をすられたそうです
着物は、すられやすいみたいです
田舎ものは、狙われるようです
昔は、大変ですね
うちのひー爺さんから聞いた話とよく似ています
1ヶ月回 休みのときに 活劇に行って
いつもすりにお金をすられたそうです
着物は、すられやすいみたいです
田舎ものは、狙われるようです
昔は、大変ですね
Posted by kage at 2008年06月19日 09:00
コメントありがとうございます。
活劇とは懐かしい言葉。
浅草には、劇場もたくさんあったんですね。
活劇とは懐かしい言葉。
浅草には、劇場もたくさんあったんですね。
Posted by 丁稚の輝どん at 2008年06月19日 10:56
今晩ワ!コメント有り難う御座います。元気、やる気、本気、根気、勇気、陽気、は全部身に付いているツモリ〜三十年以上の営業経験の結果です!ホントの自分は、ネクラでマイナス思考の見栄っ張りでした〜今は、タクマシクてプラス思考の楽天家のオバチャンです!色々アドバイスを有り難う御座います。出会いの有りがたさを感じます〜
Posted by jeansフルヤ at 2008年06月19日 21:24
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