番頭、徳どん誕生(1)

番頭、徳どん誕生(1)
中学を卒業と同時に、浅草、吾妻橋の刃物問屋に就職。

会津の実家を出るときに、泣いていた母親の顔を今でも
忘れないそうです。

まだ集団就職と言う言葉がない時代。

入った翌日にはスグ東京(北区)近辺に自転車で配達。
地図を片手の配達だったそうです。

丁稚、徳どんの誕生です。

重い荷物の自転車で、都電の線路にワッパを取られて転倒。

荷物が散乱。

まわりの人々が寄ってきて、大丈夫か?怪我ないかと声を掛け
荷物を拾ってくれた。

都会は怖いところと母親から言われていたけど、皆の優しさに涙が
止まらなかったそうです。

辛いけど、一度も実家に戻ろうとは思わなかったそうです。

歌の文句じゃないけれど、お店の仕事は辛いけど、胸には
でっかい夢がある。

まさにああ上野駅。

今年73歳になったけど、若々しくて元気のみなもとは、あのときの
自転車配達と丁稚、輝どんと毎日楽しく仕事が出来るからと言って
いただきました。

やっててよかったこの商売です。

ですが、
実はこの所属会社は残念ながら、昨年末に廃業(倒産じゃないですよ)。
ご長男が刃物・金物の商売の将来性を懸念され、やむなくの決断でした。

残されたブランドを守るため、永年勤続社員の有志で、ブランドMoonStoneを引き継ぎ
細々ですが、別会社で始めました。

番頭さんと丁稚の二名は、新規事業を開拓と、別の組織を作りました。

これが今回の番頭、徳どん、丁稚、輝さんの珍道中の始まりです。

我々は無からスタートで、知恵と汗(冷汗も多々)で勝負です。

写真は一昨年、会長の一声でネット販売の準備をしていた頃に作った
本社ビルのイラストです。(立派スギ)
番頭、徳どん誕生(1)
55年の歴史の集大成のパンフ(古い感じです)です。

今は娘さんが校長ですが、江上料理学院ご用達の包丁もあります。
江上トミ監修です。
NHK今日の料理のテーマ音楽が聞こえてきますね。

一昔前のTV朝日ワイドショーでのTV通販などなど、
まだまだ続きの良い話、笑える話がありますよ。

それは番頭徳どんの自分史とともに書いてゆきます。



Posted by 輝 at 10:25│Comments(3)
この記事へのコメント
番頭さんってドンナ感じの方かしら?と興味シンシンで〜す!
Posted by jeansフルヤ at 2008年06月12日 12:12
フルヤさん

こんにちは。

昨日はありがとうございました。

フラ疲れは取れましたか?

フラフラじゃないですよね。

番頭さん
近々、ブログで顔だしちゃいます。
Posted by 丁稚、輝 at 2008年06月12日 12:57
お早う御座います。自分では五里霧中の状態です!アドバイスに感謝感謝、ヨロシク!
Posted by jeansフルヤ at 2008年06月13日 08:36
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